基本情報技術者の試験を受けてみたお話

基本情報技術者試験を受けてみた

概要/あらすじ

実務未経験から情シスに転職。

従業員約300名規模、都内に2拠点、地方に4拠点の会社(非IT業種)で上司と2名体制。

ではあるのだが、今の上司と仕事をしても全くスキルが身に付く気がしない。

そこで、先々転職を視野に入れて資格でも取ろうかと目論み、試験当日を迎えるのであった。

こんばんは、ばーふぃんです。

自分は結構思いつきで転職したり、何かを始めたりすることが多いです(このブログも思いつきスタートです)。

思いつきで資格でも取ろうかなと思うこともあり、今回はせっかく情シスという職種に就いたので、関連する資格でも取ろうかと思い、基本情報技術者を受けてみました。

正直、今の上司と一緒に仕事をしていても得るものも学ぶことも吸収できることもないと感じ始めていて、長期的に転職を視野に入れて資格の一つでも取っておこうと思ったことが発端です。

とりあえず、今回試験までにやった対策について書いていければと思います。

〜2017年11月15日更新〜

結果的に合格することが出来たので、とりあえず合格体験記として書くことが出来ますwあーよかった。

午前午後両方とも7割台!!

試験までの学習期間、学習方法

結構色んな方のブログで、資格を受けるための目安学習時間について書いてあったりするかと思いますが、結局は人それぞれなんですよね。その人の経験値とか元々の知識量によって変わってきます、まあ当たり前ですが。

基本情報技術者試験は、午前と午後に分かれています。午前は4者択一問題、午後は応用問題みたいな感じです(これも選択式)。

勉強を始めたのは9月頭からだったので、約1ヵ月半の学習期間となりました。

とりあえずやったことは、

  1. まずは午前の過去問を1つ解いてみる
  2. 午後の選択問題を絞る
  3. 午後の絞った範囲の過去問を解いてみる
  4. 午後の絞った範囲を参考書で読んでみる
  5. また午後の過去問を解いてみる
  6. 以後、4と5の繰り返し
  7. 試験近くなったらとにかく過去問解く

こんな感じでした。

1.まずは午前の過去問を1つ解いてみる

これが一番気軽に始められる勉強かと思っています。何故かというと、スマホアプリがあるんです。

もちろん有料のものの方が内容は充実していますが、無料のアプリでも1年分の過去問が入っているものもあるので最初はこれで十分かと。必要に応じて有料のものをインストールするのもありかもしれません。

これだと、電車の中とか合間時間に出来るので非常にお気軽です。

よく、試験の勉強をするときには実際の試験時間を意識してやった方がいいという情報を見ますが、基本情報技術者の午前についてはそれは不要だと思っています。

何故かというと、80問の選択式設問に対して2時間半という試験時間、そう、時間は絶対に余るんです。それもかなり。

ちゃんと勉強をしていれば、せいぜい1時間〜1時間半もあれば終わります。なので、午前問題の過去問を解く時は、合間時間の積み重ねで1回分の問題を解くくらいなもんで十分です。

さて、自分は午前はこれまでの実務経験もあったので、一切勉強をしていないゼロの状態で合格出来る水準にありました。

なので、午前の対策はほぼせずに午後対策へ移ることになりました。

本来であれば、午前の過去問を解いたうえで間違えた問題の解説を読み返して、時間を置いて今度は違う年度の過去問を解いてみる、という流れがいいかもしれませんね。

午前の試験問題は、過去問の問題をある程度使い回しているので、傾向を掴めてくると一気に点数を取りやすくなります。

2.午後の選択問題を絞る

午後は、「セキュリティ」、「アルゴリズム」、「プログラミング」が必須となっており、残りは以下の中から4つを選択します。

  • ソフトウェア
  • データベース
  • ネットワーク
  • ソフトウェア設計
  • プロジェクトマネジメント
  • システム戦略

「プログラミング」は5つの中から選択です。「表計算」があるので、プログラミングに苦手意識がある人はそれを選ぶのがいいみたいです(自分は「C」を選んでズタボロでしたw)。

自分は参考書等を読む前から決め打ちで、「データベース」、「ネットワーク」、「プロジェクトマネジメント」、「システム戦略」を選択しました。

本当は保険としてもう1つくらいは押さえておくべきなんでしょうが、時間の都合でそこまでしませんでした。

3.午後の絞った範囲の過去問を解いてみる

選択する分野を絞ったら、まずは過去問を解いてみます。この段階(ノー勉)で午後まで合格水準取れてたりしてwなんて淡い期待をしましたが、脆くも崩れ、最初は半分も取れない無残な結果となりました。

計算問題がズタボロ。

ちなみに、午前問題の過去問を解く時は試験時間は気にしなくていいと書きましたが、午後問題は試験本番さながらちゃんと時間を計ってやりましょう。

4.午後の絞った範囲を参考書で読んでみる

過去問でダメであれば、まだまだ基本が出来ていない証拠なので、きちんと基礎を理解するために参考書を読むことにしましょう。

参考書読むだけで飽きてしまったら、気分転換に午前の過去問を解いてみるのもありです。

午前問題は基礎なので、参考書を読むことによって点数の水準が上がってきていれば基礎知識のベースラインが上がってきているということになるでしょう。

ちなみに、自分はアルゴリズムとプログラミングのところはほぼ参考書に目を通しませんでした。

プログラミング少しかじってたので、じっくり読めば何となく分かるんですがやっぱ頭使います。勉強するのって基本仕事終わった後なんで疲れていてそこまで頭回せませんでしたw

5.また午後の過去問を解いてみる

復習が終わったら、また過去問を解いてみましょう。

参考書を読むことで点数が上がっていれば、まずは成長です。

6.以後、4と5の繰り返し

あとは過去問を解いて、苦手意識のある分野は参考書を読んだりして復習をする、この繰り返しです。

7.試験近くなったらとにかく過去問を解く

午後は全く同じ過去問が出題されることはありませんが、傾向は似ています。

「ネットワーク」は計算が多いです、帯域とか。

「データベース」はSQL文が頻出されます。ちょいちょい第一〜三正規化のどれかを選択する問題も出ます。

「プロジェクトマネジメント」と「システム戦略」は文章ちゃんと読めば解ける問題もちょいちょいあります。最低限、工数計算の考え方は把握しておいた方がいいです。

と、偉そうに書いていますが、実は試験前日まで一回も合格点取れていないという・・・

試験当日について

試験の臨み方については、人それぞれのやり方があると思いますが、これだけは言わせて欲しいです。

午前は、試験開始時間前に会場に到着するのは得策ではありません。むしろ、わざと遅刻してアウトになる試験開始30分後(10時)までに間に合わせることをオススメします。

何故か?

会場では、試験開始10分前くらいになると、問題と回答用紙が配られます。つまり、この時点で参考書を読んだりという悪あがき行為が封じられてしまうのです。

そして試験開始までの時間はただぼーっとしていなければいけません。無駄です。

上でも書いた通り、午前試験はせいぜい1時間〜1時間半もあれば終わります。なので頭の30分ロスったところで正直どうってことないです。

朝早いのって誰でも辛いと思います。しかも大半の人が休日の日曜日。

こういう試験ってつい開始時間の30分前とかに会場に着いてしまいがちですが、敢えて遅刻という選択をするだけで下手すれば1時間近く多く寝ることができます。あるいは悪あがきの勉強に充てることもできます。まあ要は時間を有効に使えるということです。

とはいえ、当日電車遅延とか何が起こるかは分からないので、その辺の管理は自己責任で。

自分は今後は開始時間くらいに最寄駅に着くくらいの時間(駅から会場までの徒歩時間にもよりますが)で行こうかと思ってます。

まとめ

とりあえず自己採点の結果としては、

「セキュリティ」ほぼ壊滅

「データベース」ほぼ満点

「ネットワーク」満点

「プロジェクトマネジメント」満点

「システム戦略」満点

「アルゴリズム」満点

「プログラミング(C)」ほぼ壊滅

多分いけたっぽい。情シスやっててセキュリティほぼ壊滅ってのはどうかと思うけど・・・

あとはIPAからの回答発表と、1ヵ月後の合格発表を待つのみ。変なミスとかしてませんように。